無料パンツ

これはまた変わった広告媒体が出てきたものです。
希望者にパンツを毎月無料で送る、そのパンツには
広告が掲載されている、というものです。

着眼点としては、面白いといえば面白いですね。
ニュースネタとしては。

しかし、これがビジネスになるかといえば、その可能性は
ほとんど無いでしょう。

ビジネスを展開する企業が主張するように、確かに目には
触れます。
見られるかどうかわからない広告と違い、ほぼ確実に
目に触れる、という主張そのものは間違ってはいないでしょう。

一方、ではどういう層に広告を見せることができるのか?
という問題があります。

無料の広告が掲載されているパンツなんて普通の神経では履けませんね。
そうそう人に見られるようなシチュエーションがあるわけでは
ないでしょうが、心理的には相当な抵抗感があるのが普通です。
ファッションや身だしなみにある程度気を使う人であれば、これは
履けません。
すると、どうしてもそういったことに無頓着な層が中心になります。
はたしてどういった層なのか?
想像するとかなり商材的には制限されることになります。

さらに出稿する企業側の抵抗感も相当なものでしょう。
自社商品がパンツに掲載されている、というのはあまり喜ばしい
ものとはいえません。

これらを考え合わせると、この広告の仕組みがビジネスとして
機能する確率は、ほとんど無いと言っていいでしょう。

まさか、この仕組みを展開する企業も本気で広告媒体としての
地位が築けるとは思ってはいないと思いますが。
単なる話題づくりであれば、納得できますが、「確実に目に触れる」という
点のみクローズアップして、考えてしまうと、こういうトンチンカンなものが
出来上がってしまいますね。

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