楽天、送料に課金

またまた楽天がとんでもないことをやりました。

11月1日から出店社の送料部分にもシステム利用料を課す、という内容です。
中小規模の店にとっては死活問題ですが、撤回される可能性はないでしょう。

かつて、楽天が全店舗一律の出店料を一気に従量課金に変更したことがあり、当時出店者だった私も、突然年間300万円以上のコスト増になったことがありました。

当時は私の店は4年続けてショップオブザイヤーを受賞している店であったため、他の有力店舗と同様事前に根回しがありましたから準備期間が少し取れましたが、中小規模の店はまったく寝耳に水でした。
当時の反発はすごいものでしたが、社長は「やめたい店はやめればいい」と豪語していましたので、反発しても無駄でしょう。

確かにいまの従量課金制度ですと送料部分に転嫁することで課金を逃れることができる上、価格比較でも安く表示されるので、その部分を是正する、というのは正しいかとは思います。
私自身も課金が導入されるとき楽天の部長さんに「だったらウチは商品売価1円にして送料3万にするぞ!」といきまいたことがあります。(もちろん冗談ですが)

それは極端にせよ、多少送料部分から利益をとっている店は多く、その部分で帳尻あわせをするのは常識となっています。
特に単価が低く発送量の多い商材では、送料部分で50円程度利益を抜いても、それなりの額になります。

同時に実施されるオプション利用料の値下げは大規模店舗に配慮したものですが、そもそもCSVによるデーターの上げ下げに課金する、ということ自体が常識を逸脱しています。

実に楽天らしい商売です。

楽天は法的な側面は徹底的に調査して臨んでいますし、当然根回しも完璧でしょうから、違法と判断されることはないのだろうと思いますが、誰がどう見ても実質的には「優先的地位の乱用」にほかならず、これが認められるなら本当にザル法といわざるをえません。
送料無料を誘導するならば、amazonプライムのように利用者に一定の負担をさせるのが、やはりビジネスとしてはまっとうだと思えますが。。

しかし、決まってしまったものは変わりません。なげいていてもどうにもなりませんから、これを機会にビジネスの根本を見直しましょう。
このような変化があったときは下克上のチャンスです。
単純に売価に転嫁することなど、今の時代にできるはずもなく、そんなことをしたら売上は激減。とりあえず入ってくるはずの現金も枯渇し、資金が回らなくなるのは見えています。

・新たに課金された場合のコストの正確なシュミレーション
・商品の粗利益率に差がある場合、各商品の利幅の再計算
・社内コストの徹底的な見直し
・商材の整理

などやることは山積みです。
特にコストは、ある程度詰めてしまっているでしょうから、見直すとしても数十銭という単位になるかもしれませんが、それでもやるべきです。

決まった以上、ここからはスピード勝負です。
どれだけ速く新たな体系にビジネスモデルをマッチさせられるか?

それにより一気に店が飛躍する可能性もあります。

決まった以上、なんとかしてチャンスに変える。そういう意識が重要です。

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